2018年12月中旬、私にとって第二子となる次男を無事に出産しました。
本陣痛からは3時間弱と、とっても安産でしたが、やっぱり痛いし体力的にもしんどかったです。
医学が進歩しているんだから、出産の痛みを軽減できる安全な薬が一般流通してほしい、と改めて思いました。
誰一人として同じ経過をたどることのない出産。
今回は私の2回目の出産を記録に残し、今後出産される方の参考になれば、と思います。
2人目の出産:出産への恐怖心から病院選びに優先したこと
私には、2015年12月に生まれた長男がいます。なので、今回の出産は2回目。
兄弟そろって誕生日がほぼ同日なので、ちょうど3年ぶりの出産となりました。
実は長男出産時は無痛分娩を選択した私。
出産にたいして恐怖心しか感じなかった私。お金で痛みが取り除けるなら、と迷わず無痛分娩を選択したよ。
長男の出産直後の、退院前の検診で主治医から
「あなたの場合、無痛分娩を選択しておいてよかった。」
と言われました。
というのも、私は身長153cmと小柄にもかかわらず、長男は3700g超のビッグベビーだったので、普通に産んだら、母体が耐えられなかったかもしれないとのこと。
実際、会陰は切開された上に、大きく裂傷しかなり縫合しました。1カ月以上産後のシモの痛みがつらかったです。
骨盤もぐらぐらで、まっすぐ立って歩けず、四つん這いが楽という状態。
そのため二人目の妊娠が発覚した時は、
の条件で病院を探しました。
結局、家からやや遠かったものの、電車で15分程度の駅前に立つ病院にしました。
マイカーを持っていない我が家にとって、好立地でした。
2人目の出産2人目の出産:2人目の痛い!?入院から出産までの実録
2人目の出産は、
- 予定日より早まる
- お産が進むのが早い
- 1人目よりも楽
と言われていますが、私の場合は、
- 予定日よりも5日超過
- お産の進みは若干早め
- 産後の体力回復は早い
でした。
2人目は予定日より早く産まれるといわれていますが、個人差ですね。ちなみに母や姉は予定日よりも早く産んでいるので、遺伝ということもなさそうです。
予定日の診察:子宮口は開いているものの経過観察
予定日当日、いつも通り診察をうけたところ、既に子宮口は2~3cm開いているものの、赤ちゃんが降りてきていない、とのこと。
今日はいったん帰宅、ということになりました。
ただ、旦那は、クリスマス~年始2週間くらいの間は、ほとんど毎日午前様になるような仕事。里帰り出産予定ではない我が家にとっては、できるだけ12月上旬に産んでしまいたく、先生にその旨相談。
すると、うわさの「内診ぐりぐり」を初めて内診で受けました。
長男出産時は「内診ぐりぐり(卵膜剥離)」を受けたことがなかったので、恐怖を感じていたのですが、この日はそこまで強くない刺激。
出血もほとんどありませんでした。
予定日+4日の診察:子宮口が開いているため即入院
次の診察は予定日+4日目。
この日も、長男を保育園に送り、1人で病院へ。
計画分娩に切り替えできないか主治医に相談したところ、計画分娩をほとんど行っていない病院方針なので、渋り勝ち。
また、無痛分娩の設備は整えているものの、こちらもほとんど行なっていない(医師は勧めない)ので渋られました。
というより、ほとんど押し切られ、普通分娩を選択することになりました。
病院のホームページに無痛分娩が掲載されていても、病院の方針などで実際はあまりやってない病院があるようです!
内診を受けると、子宮口が既に5.5cm程度広がっているということで、今回は強めの内診ぐりぐりされて即入院。
13時半から1時間に1回促進剤を飲み始めました。
20時ごろ、5~6分間隔の陣痛が続いたので、このまま進むかな?と期待するも、だんだんと陣痛が弱くなってしまいそのまま私は爆睡。翌朝を迎えました。
本陣痛のきっかけはかなり強めな内診グリグリ
翌日、予定日+5日目の午前11時ごろ検診を受けたところ、
「昨日と状況は変わらず、子宮口は開いているものの、赤ちゃんの頭がまだ下がりきっていない。促進剤を継続するか、いったん帰宅するか考えてください」
と言われました。
いったん帰ったところで
なので、このまま続行を希望。
その日の14時ごろ、再度内診を受けた際はかなり強めな内診グリグリの刑。
これは、グリグリされている最中に、思わず声を上げてしまうほどのかなりの痛みでした。
その処置台が降りたとたん、私の中で何かがドンッと下に落ちた音…
あまりの痛みで、処置台から1人で降りられず助産師さんの手を借り、車いすでベッドへ。
すると、そこから体が自由に動かせず一気に汗が噴き出し始めました。
この瞬間から本陣痛がようやくスタート。この後、陣痛室へ向かい、約3時間後の15時ごろ次男が誕生となりました。
1人目と2人目のお産は同じ?違う?
1人目の出産よりも2人目の出産は、楽に感じるといわれることが多いです。
実際に産んでみた私の感想としては、どちらにせよツライ…でした。
それぞれの出産について纏めてみました。
1人目出産 | 2人目出産 | |
予定日 | 10日超過 | 5日超過 |
陣痛~出産までの時間 | 約9時間 ※無痛分娩 | 約3時間 ※促進剤あり |
会陰切開 | あり | あり |
会陰裂傷 | かなり広範囲 | 無し |
出血 | 多量 | 多め |
貧血 | ひどすぎてベッドから落下 | ひどい |
出産直後の状況 | 激しい寒気 激しい吐き気・嘔吐 激しいめまい | 圧迫感から解放されすっきり 空腹感 |
シモの痛み | 1カ月以上かなり痛い | 円座クッション使えば座れる |
出産後の第一声 | 「五体満足ですか?」 | 「五体満足ですか?」 |
産まれた子を見て 最初に思ったこと | 「10か月苦しんでいた原因はキミか…」 | 「…かわいい♡」 |
どちらの出産も大変さでは白黒つけられないです。
産後の私の体力度合いでいえば、まっすぐ1人で歩けたので、確実に次男の時の方が回復が早かったといえるでしょう。
誰一人として同じ出産はないからこそ、つらさは人それぞれ
私の出産は、長男にしろ次男にしろ、どちらも医学的な観点から言うと「安産だった」といえるでしょう。
しかし、私にとっては大仕事。
長男の時はあまりの貧血で寒気と意識が飛びそうになり、自分が死ぬんじゃないかと思うほど。
次男の時の陣痛真っ最中は、世の中のすべてのものが恨めしく思えました。
そして妊娠中は2人目に対して、ずっと後ろ向きだった私。
出産する瞬間まで、二人目育児をやっていける気が全くしなく、
「二人目を愛せなかったらどうしよう」と、マイナスな気持ちがあふれていました。
しかし、実際に出産し、次男が股の間から見えた瞬間「かわいい」と素直に思え、とっても安堵しました。
兄弟育児は大変なことばかり。
子供1人のときとくらべ、自分の余裕・時間が驚くほどありません。
しかし子供1人の時には感じられなかった、家族それぞれの成長や言葉にしつくせない幸せがたくさんあふれています。
余裕のない日々ですが、このバタバタ感を味わえるのも数年のこと。
少しでも楽しんでいけたらと思っています。