こんにちは、みあです。
2019年3月11日に新発売となった液体ミルク。
海外ではすでに出回っていますが、日本では初めての販売であり、メディアでもたくさん取り上げられていますね。
ちょうど東日本大震災が起きた8年後の日に発売ということもあり、備蓄品としての利用も気になるところ。
我が家も乳児がいるので、とっても気になっている液体ミルクをさっそく試してみました。
液体ミルクってなに?
液体ミルクは、すでに調乳済みのミルクが液体状でパッケージに入って販売されています。
お湯で溶かしたり、湯冷ましで適温に調節する必要がないので、簡単に授乳できるほか、持ち運びや備蓄用にも適していると注目を浴びていました。
海外では一般的になってきていますが、日本では2019年3月に江崎グリコが初めて販売に踏み切りました。
どこで売っているの?
全国のドラッグストアやベビー専門店等で販売しているようですが、
我が家の近くのドラッグストアやスーパーではまだ見当たりませんでした。
粉ミルクのアイクレオは販売していたので、液体ミルクはまだ仕入れしていないのかもしれません、
私は、ベビーザらスOnlineで購入しました。
Amazonや楽天など、ネットショッピングのほうが充実していそうです。
どんな仕様になってるの?
大きさ:8.5cm×5cm×3cm
重さ :136g
内容量:125ml
見た目は子供用のジュースが入っているような紙パックに、ストローが1本付属されていました。
「ストローで飲ませるの?」と思ったら、哺乳瓶へ移し替えるときにストローを使うとのこと。
普通の紙パック飲料についているストローに比べてとっても短く、
移し替える専用の長さになっているので、このまま飲むことはできません。
どうやって使うの?
アイクレオの液体ミルクは、3STEPで簡単に赤ちゃんに飲ませることができました。
消毒済みの哺乳瓶の準備は必要ですが、
いつもの調乳作業(お湯沸かす→粉ミルクを測って哺乳瓶へ入れる→お湯を注ぐ→溶かす→人肌に冷ます)が不要なので、ストレスを感じずに授乳できました。
赤ちゃんがミルクを欲しがってから実際にあげるまで、ギャン泣きし続けると、
用意しているこちらの心も苦しくなりますよね。私はこれで毎回心が折れます。
なのですぐにあげられるというのは、あげる側にとってのストレスも軽減されると思います。
日中はもちろんのこと、夜中の授乳時もこれならラクチン!
気になる味や栄養素は?
便利であってもやっぱり気になるのは飲んでくれるかどうか。
実際に、息子(3か月)に飲ませるとともに、私も家にあった粉ミルク(和光堂はいはい粉ミルク、明治ほほえみらくらくキューブ)と飲み比べしてみました。
母乳よりの混合育児中の息子(3か月)の空腹時を狙ってあげてみましたが、
初めての液体ミルクをなかなか飲んでくれず。
ペロペロと乳首をなめては何か考えてる様子…
どうして飲んでくれないんだろう?
ちょっと飲んでは「なんか違う?」といぶかしげだった息子。
どうやらミルクが常温なのが、いつもより冷たく感じるよう。
なので、湯せんで人肌に温めてみると、ぐびぐびと勢いよく飲んでくれました。
いつも人肌のミルクを飲んでいるせいか、息子は液体ミルクも人肌に温めてほしかったようです。
もしも、常温で飲まなさそうであれば、少し人肌に温めてあげると飲みやすくなるかもしれません。
また、私がアイクレオの赤ちゃんミルクとともに、和光堂 はいはい粉ミルク、明治 ほほえみらくらくキューブ を飲み比べした結果、3つのミルクでも結構違いがありました。
アイクレオの赤ちゃんミルクは、一番牛乳に近い味で、色味が若干黄色っぽく、母乳に近い色をしていました。
和光堂のはいはい粉ミルクは、香りはほとんどありませんが、甘めの味。
ややコーヒーミルクのような濃厚さが特徴的です。色味は3つの中では一番白かったです。
明治のほほえみ らくらくキューブは、ほんのり甘めのミルク臭が一番強かったです。味はさらりと淡白で、口当たりが水っぽく感じました。
パッケージに記載されている栄養成分表示は以下の通り。
粉ミルクと比べて、大きな違いはなさそうです。
改めてチェックすると、いろいろな栄養成分が入っているんですね。
許可表示と呼ばれる「母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養です」という文言は、
消費者庁の規定で記載しなければならないのだそう。
もちろん粉ミルクにも同様の文言は記載されていました。
歴史的な背景もあるそうですが、この文言についてはいかがな表現かな…と思います。
SNSを中心にかなり意見が飛び交っているので、今後の法改正で変わるかもしれませんね。
実際使ってみてどうなの?
実際に使ってみて感じたメリットは以下の通りです。
・調乳時間不要
・常温保存が可能
・誰でも簡単に授乳ができる
調乳時間が大幅に短縮できるのは一番メリットだと感じました!
お腹すいて泣いている赤ちゃんを待たせないうえに、作る側のストレスも軽減でき、喜ばしいですよね。
夜中の調乳にも便利なので、授乳にかかる時間が短くなることで、
対応するママやパパの睡眠時間も長くとることできそうです。
また、常温保存が可能なので、持ち運びができるほか、
災害時などに備えて備蓄品に入れることができます。
災害時は水の確保が難しくなるだけでなく、ストレスが原因で母乳がでなくなるママも多いそう。
常温保存であれば賞味期限は半年あるので、
我が家も備蓄品の中にいくつかストックすることにしました。
また、注ぐだけなので、だれでも簡単に授乳することができ、赤ちゃんを誰かに預けるときにも安心。
調乳不要なので、スプーン何杯入れたか忘れてしまうようなことがなく、
調乳に慣れない人に預ける場合でも活用することができそうです。
我が家も旦那にお願いするときは、液体ミルクのほうが安心ね!
また、実際に使ってみて感じたデメリットはこちらです。
・哺乳瓶が必要である
・哺乳瓶は洗浄&消毒する必要がある
・ストローをさして哺乳瓶に移さなければいけない
・値段が高い
紙パックそのものから飲むことはできないので、
必ず洗浄&消毒された哺乳瓶が必要になります。
外出時や災害用には、使い捨ての哺乳瓶を一緒に用いると便利そうですね。
また究極なズボラ人間な私は、ストローを指して哺乳瓶に移動させる、という行為すらめんどくさく感じました。
将来的には、哺乳瓶型の容器になるなど、改良されるとさらに使い勝手UPしそうですね。
一番のデメリットはやはり価格面。
1本(125ml)で216円します。
粉ミルクの場合は、125mlのミルクを作るには46.8円なので、約4.6倍。
(2019年4月1日現在のAmazonでの販売価格で計算。水代除外)
毎日毎回の利用を考えるとかなり負担が増えそうです。
液体ミルクを使ってみた感想
私は使ってみて、とてもよかったです。
授乳時にミルクを作っている間、赤ちゃんを待たせてしまうこと、それにより大泣きさせてしまうこと、その大泣きで自分もストレスを強く感じてしまっていたので、それらが軽減されるのは本当に助かりました。
また、外出時の持ち歩きや災害時のストックとして、とても利便性の高いことがわかりました。
デメリットはありますが、TPOに応じて使い分けをしていくのが良いと思います。
我が家は、母乳がメインになっているので、
外出時と災害用ストックに数本備えておくことにしました。
(基本ワンオペで、私以外の誰かに子供を見てもらう機会はほとんどないので…涙)
液体ミルクが少しでも普及し、一般的となっていくこと、そしてさらに便利な進化を遂げられるといいなと思っています。
1.消毒済みの哺乳瓶と液体ミルクを準備する
2.液体ミルクのパッケージにストローが付いているので、ストロー口に刺す
3.液体ミルクを哺乳瓶に移し、乳首を固く締めたら授乳OK